アニメ「かげきしょうじょ!!」の第十三幕「かげきしょうじょ!!」のあらすじと感想です。
午後になりついにさらさの組のオーディションが開始されるのですが、人数の関係でなんとロミオ役をファントムこと安道先生が演じることになります。
13話はアニメ「かげきしょうじょ!!」の最終回です。
さらさのオーディション
さらさの組みのオーディションでは安道先生がロミオ役をやるのですが、審査をしている先生方から見ても安道先生は生徒に遠慮せずに全力で演じます。
その空気感に生徒たちはのまれてしまい、さらさも最初はポカーンとした表情をしていました。
しかしさらさは「遊びの芝居なんてねぇんだよ」という幼少期に聞いた人間国宝である十五代目の白川歌鷗の言葉を思い出してスイッチが入り、見事なティボルトを演じてみせました。
ロミオに暁也くんを重ねて演じているのが、さらさらしかったです!
そして先生たちもさらさがちゃんとロミオの位置や会場の広さまで演じているのを、感じとっていました。
さらさと聖先輩
オーディションの結果は3日後の放課後に貼りだされることになったのですが、さらさは朝の掃除の件で指摘を受けて聖先輩と掃除をやりなおすことに。
聖先輩は嫌味な先輩ではあるのですが、日が落ちるまでさらさの掃除に付き合ってあげたりと、意外とそういった面ではきっちりしている印象を受けました。
さらさを嫌いというよりは、弄る対象として見ているのかもしれませんね。
ただ気になるのがさらさが卒業後の話をしたときに、聖先輩が浮かない顔をしていたこと。
聖先輩ならデビュー後の野心について話しそうな印象があったので、そういったところも意外に感じましたね。
オーディションの結果
オーディションの結果、ジュリエットは彩子がティボルトにはさらさが選ばれました。
アニメではあまり触れられていなかったのですがロミオは城田美波が、乳母には浜田麻美が合格。
ジュリエットになれなくて悔しがっている愛からは感情の成長が見えました。
ティボルトはさらさと紗和が同票だったので、大木先生の最後の1票で決まったのですが、紗和が泣かずに安道先生と面談している様子がすごく印象的でした。
委員長の重圧
アニメラストの方で、紗和が本科の委員長である竹井先輩と話すシーンがあります。
そこで紗和は竹井先輩の言葉を聞いて泣いてしまう場面が。
委員長は入学時に成績が良かったものがなれる称号で、入学当初から皆に注目される存在。
竹井さんもすでにまだ卒業前なのに、ファンレターをもらっていました。
注目されるからこそきちんとしていなくてはいけないという重圧が委員長のなかではあるのかなと感じました。
紗和は人前で泣くのが嫌いな子なのですが、同じ境遇の竹井先輩からのアドバイスだったからこそ、心にじーんと来たんだと思います。
アニメ「かげきしょうじょ!!」の感想
まず宝塚歌劇団をモチーフにした作品なだけあって、少女たちが青春している姿がすごく良かったです。
メインはさらさと愛ではあるのですが、同級生や先輩やそして家族など、いろんな人の心理描写が細かかったと思います。
アニメは文化祭前のところで区切られ終わりになってしまったので、ぜひ2期もやってほしいですね。
また作中劇をじっくり見せる演出があっても面白いと思うので、映画や舞台化にも期待したいです。
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