【ONE PIECE】98巻992話 残党 -はき違えなければ大きな意味を持つ呼び名-

ONE PIECE

 

 さぁさぁ来ましたよ、三味線♪ 
そのリズムが早く高揚するほどに
   物語が動きます!
 今回の弾き手はブラックマリア
  「小紫の方がうまい!」
 な~んて思ってしまいました。
実際に聞こえているかのような感覚
もうワノ国の世界観にどっぷりです。

寝返るのはペロスペローか、カタクリか

 マルコvsペロスペロー…!?

987話”忠臣錦”で鬼ヶ島入り口より現れた
マルコとペロスペロー

今話冒頭で描かれている、鬼ヶ島入口前での
ビッグマムとのやりとりの後に、入り口から
共に入ってきた…ということですよね?

あの時2人は走っている様子でした。
戦っているのでしょうか。
共通の目的 ”鬼(カイドウ)退治” は白紙に
なったようですが…。

共闘

しないですかねー…共闘しないかな~♪
(希望的観測)

ルフィvsカタクリを回想

あ、でも、人柄から言えばカタクリに味方に
なってほしいと思いますけどねっ!

ペロスペローは、ただ今回の戦力が減って
ほしいと思っているだけで。

ホールケーキアイランドでの最後、ルフィ達
麦わらの一味が逃げおおせることを願った
カタクリなら、いつか分かり合えそうな気が
します。

 

タイトルが”残党”であること〔深掘り考察〕

白ひげ海賊団”残党”

カイドウvs侍がメインの992話ですが
そんな中でこの話のタイトルが”残党”
であることには、やはり作者の想いが
込められているのでしょう。

そうですね…確かに
・平家の残党
・盗賊の残党
というと、負けた後につるんで悪だくみを
している一味のようなイメージがあります。
が、

白ひげ海賊団に限って
それはない。

船長白ひげもそれを望んでないし
船員にもしっかり伝わっている

だから白ひげ海賊団の残党なら
自由だと考えて間違いないでしょう。

光月おでんの”残党”

そっか、考えてみれば錦えもん達も
”残党”と言えますね…。

光月家家臣というか
おでん一味というか…の、残党。

彼らがどれほどおでんを慕っていたかわかる1コマがあります。

錦えもんやアシュラ童子が傷だらけ。

このたった1コマにトキの「誰が一番弟子になるかで真剣の大ゲンカ」「あなたが好きすぎて死者が出るところだった」という言葉がついて、おでんへの憧れの強さがわかり…

おでん二刀流”桃源十拳”へ

どれほどの想いでカイドウへ”おでん二刀流”を向けているか
憧れからくるモノマネレベルでは決してなく、やはり
【ONE PIECE】第987話忠臣錦ー受け継がれる意志ー
から繋がる強い信念がうかがわれ、なんともいえない重みのある1ページでした。

 

   いつも思うんですよ。
 ワンピースのタイトルってダブル
 クォーテーションで区切られた
短い一言なのに、読んだ後に見返すと
 万感の思いがこみ上げてくる、と。

 ストーリーのおもしろさも
 絵の巧みさもあるんですが
 漫画でありながら、こういう
 文字表現にも想いを込めている
 点もONE PIECEが多くの人を
 魅了する所以かもしれませんね。

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