【ONE PIECE】98巻986話 拙者の名前 ー名乗ることと名を捨てることー

ONE PIECE

名乗ること

名前にどれほどの重さがあるのか、偽ろうと思えば簡単に偽れる。しかし、その名前には
先祖代々うけつがれてきた歴史や、親の願いが込められている。

船上で「名は?」という言葉を思い出し恐怖したモモの助の気持ち

自分がカイドウと同じ竜になることを頑なに否定したがるモモの助の気持ち

ようやく納得できました。

軽いようで重い、とても重い名…それを
捨てなけばならないほどの覚悟をもって
錦えもん達が討ち入ります!

そうか、モモって天下無敵を表す言葉なのか!だから
「たまご」でも「こんぶ」でもなく「モモの助」なんだ!
(きっと、桃太郎が天下無敵だからだ!多分!)

 

黒炭家の終焉

黒炭オロチ

前話で憎き黒炭オロチがいなくなりました。
でも、事態は好転しない。
そう、オロチならおでんが倒そうと思えば
いつでも倒せた。
錦えもん達にしても同様です。
強さでは圧倒的に有利。

20年前から、討つべきはカイドウただ1人
しのぶちゃんが痛感している通り

〔オロチを倒すだけなら
おでんがあれほどの辱めや
痛みを味わう必要はなかった〕

〔カイドウ1人倒すのがいかに大変か〕

黒炭カン十郎

同情の余地はありませんが、長年苦楽を共に
してきたため、
成敗して”メデタシメデタシ”
という気持ちにはなれない錦えもん達。

それは読者も同様で、倒れたカン十郎を
目の当たりにするのが辛かったほど。
錦えもんが笠を被せカン十郎の顔を隠し、
仲間だったころのカン十郎かの
ような
姿にしてくれた時は、ほっとしました。

 

カイドウの本音

「残虐で非道」

好きになれる点の全くないカイドウですが
四皇だけにやはり一本、筋が通っているか
のように感じることも多々あります。

あまり認めたくはないんですが。

20年前、モモを瞬殺せずに問いただしたり
その返答に何かを見極めようとしたり
今回もいま一度モモの覚悟を問うたり。
「おれ達に挑む者もまた讃えよう」
というセリフも然り。

世界の秘密に近づく野望を持ち続け、手段は
酷いが、
一本気ではあるのかもしれない。

いやホント、認めたくないんですが。

長く四皇として君臨しすぎたためか
自ら死を望むカイドウ。

どうやっても死ねないのなら世界を動かし
白ひげのように時代の巻き添えに
なりたい
という気持ちがうかがえます。

失うものがない、加えて
古代兵器のことも知っている
四皇・カイドウに挑む!

この勝負の決着がどうあれ今後
世界が動かないはずはない!

頂上戦争後にささやかれた”世界の
うねり”が目前に
近づいたようです。

 

福ロクジュまたしても

やはり福ロクジュは骨の髄から反侍派…
なのでしょうか!?
亥の一番に「あなたにお仕えいたす」とは
なんという裏切り!

心のどこかで”忍者が悪になるはずがない”
と信じていた身としては

悔しい!腹立たしい!

 

最後に

知恵も名も捨てて命を乗せた

一撃!最強の生物・カイドウに

刺され!!

987話へ!!!

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